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ラボ 2: Anypoint Monitoring

概要

インフラストラクチャとシステムの状態を把握することは、サービスの信頼性と安定性を確保する上で重要です。 Anypoint Platformの一部であるAnypoint Monitoringは、アプリネットワーク全体の統合を可視化します。 モニタリングツールは、アプリネットワーク内のMuleフローとコンポーネントからのフィードバックを提供します。

このラボでは、組み込みダッシュボードとカスタム・ダッシュボードをレビューします。 この機能は、基本サブスクリプションで利用できます。 Titanium ライセンスパッケージで利用できる高度なモニタリング機能は、このラボでは扱いません。

ステップ 1: 組み込みのダッシュボードのブラウズ

Anypoint Monitoringのダッシュボードは、環境にデプロイされているMuleアプリとAPIの可視性を提供します。 このステップでは、組み込みのダッシュボードをレビューします。

  1. Monitoring に移動します。

    module6 lab2 monitoring
  2. 左側の Built-in dashboards を選択します。

  3. 下記を選択します:

    1. Environment: Production

    2. Resource name: mon-omni-channel-api-<id>

  4. View を押してください。

    module6 lab2 select builtin
  5. Anypoint Monitoringによって収集された標準的なメトリクスから生成される、利用可能なグラフを含む概要パネルが表示されます。

    module6 lab2 dashboard overview

    各セクションについて説明します。

    1. 監視している環境とAPIを確認できます。

    2. 時間、日、月、期間でレポートをフィルタリングできます。

      module6 lab2 calendar
    3. ここでは、以下のようにグループ化された異なるダッシュボードを見ることができます。

      • Overview

      • Inbound

      • Outbound

      • Performance

      • Failures

      • JVM

      • Infrastructure

  6. これらの項目に移動して、様々なダッシュボードを表示してみて下さい。

ステップ 2: カスタムダッシュボードの作成

これまでのステップでは、アプリケーションごとにフィルタリングして見ることが可能で且つ、アウトオブボックスの様々なグラフィックを見てきました。 このセクションでは、異なる API とメトリクスを使用してダッシュボードを作成し、カスタマイズします。

Runtime Manageと API Managerの両方からメトリクスを取得できます。 このラボでは、Runtime Manageのメトリクスに焦点を当てます。

  1. Monitoringに移動し、Custom dashboardsを選択します。

  2. New Dashboard ボタンを押します。

    module6 lab2 custom dashboard main

    以下のようなページが表示されます。

    module6 lab2 new dashboard
  3. 鉛筆アイコンをクリックしてダッシュボードのプロパティを編集します。

  4. 以下の値を入力して完了します。

    Name Value Description

    Name

    <intitials> My Custom Dashboard

    カスタムダッシュボードの名前。

    Description

    Custom Dasbhoard for the ALC Workshop

    簡単な説明。

    Tags

    <initials>-alc-workshop

    検索を容易にするためのタグを追加。

    Time Zone

    Local browser time

    優先タイムゾーン。

    Graph Tooltip

    Shared Tooltip

    グラフィックス内にメトリックを表示。

  5. Apply Changes ボタンを押します。

    module6 lab2 save as

これでグラフィックとメトリクスを追加できるようになりました。

ステップ 3: エンドポイントグラフィックによるリクエストの作成

このステップでは、エンドポイントごとにグループ化されたリクエスト数の棒グラフを作成します。

  1. Add row ボタンを押し、Add Graph ボタンを押します。

    module6 lab2 add graph
  2. グラフの右にある3つのドットを押して、Configure を選択します。

    module6 lab2 graph configure

    設定パネルが表示されます。

  3. General タブで以下の値を入力します:

    Name Value Description

    Title

    # of Request by Endpoint

    ダッシュボードのタイトル。

    Panel Type

    Application Panel

    ランタイムマネージャーとAPIマネージャーの間でメトリックを選択可能。

    Metric

    Inbound - Average Request Count by Endpoint

    さまざまなメトリックから選択可能。

    Environment

    Production

    アプリケーションがデプロイされている環境。

    Resource

    mon-omni-channel-api-<id>

    メトリックスを提供するMuleアプリケーション。

    これらの値を入力すると、グラフィックにいくつかのメトリクスが表示されます。

    module6 lab2 request by endpoint general
  4. Axes タブに移動します。

  5. X-Axis で、Mode をSeriesに変更します。

    グラフがどのように変化するかを確認してください。

    module6 lab2 request by endpoint axis
  6. Visuals タブに移動します。

  7. Pointsチェックボックスを選択します。

    module6 lab2 request by endpoint visuales
  8. 最後にパネルの右側にある X を押します。

  9. Save Changes ボタンを押します。

  10. Save As Pannelで、<initials> My Custom Dashboard を選択します。

    次のようなものが表示されます:

    module6 lab2 saved1

ステップ 4: レスポンスタイムダッシュボードの作成

ここでは、レスポンスタイムに関する情報を持つ新しいパネルを追加します。

  1. Add Row ボタンを押します。

  2. グラフアイコンを選択します。

  3. グラフの右にある3つのドットを押して、Configure を選択します。

  4. 以下の値を入力します:

    Name Value

    Title

    Avg Response Time

    Panel Type

    Application Panel

    Metric

    Inbound - Average Response Time by Endpoint

    Environment

    Production

    Resource

    mon-omni-channel-api-<id>

  5. Xを押して設定パネルを閉じます。

  6. Apply Changes ボタンを押します。

    次のような情報が表示されます:

    module6 lab2 saved2

    応答時間を見たいので、テーブルを追加します。

  7. Add row ボタンを押します。

  8. Tableを選択します

  9. グラフの右にある3つのドットを押して、Configure を選択します。

  10. 以下の値を入力します:

    Name Value

    Title

    空欄のままにします

    Panel Type

    Application Panel

    Metric

    Inbound - Average Response Time by Endpoint

    Environment

    Production

    Resource

    mon-omni-channel-api-<id>

    Tableを確認ください:

    module6 lab2 table general
  11. Options Panel に移動します。

  12. Data エリアで

    1. Table Transformから Time series to aggregate を選択します。

    2. Columnsには、Avg.が表示されます。+ボタンをクリックして、Min, Max, Total を追加します。

      module6 lab2 table options
  13. パネルの右側にある X を押します。

  14. Apply Changes を押します。

    テーブルパネルを移動して、Avg Response Timeパネルと並べて配置していきます。

    UIではパネルやグラフィックをドラッグ&ドロップできるようになっています。

  15. パネルの左側の行の3つのドットの右側をクリックします。

    module6 lab2 table drag
  16. テーブルパネルをグラフパネルにドラッグ&ドロップします。

    パネルを移動する前に、各パネルの右下隅でサイズを調整することができます。

    テーブルを移動したので、空スペースの部分が出来ました。これを削除してみましょう。

  17. 空スペースのパネルにポインタを移動させます。すると、パネルの左側に3つの点が表示されます。

    module6 lab2 empty space selection
  18. その点にポインタを合わせます。新しいパネルが表示されます。

    module6 lab2 empty space delete
  19. Delete を選択します。

    最後に、次のようなものが表示されます:

    module6 lab2 saved3

ステップ 5: シングル統計グラフィックの作成

このセクションでは、システムAPIの統計グラフィックを追加します。 システムAPIの平均応答時間が10秒以下であるかどうかを知りたいと思います。

  1. Add row ボタンを押します。

  2. Singlestat アイコンを選択します。

  3. グラフの右にある3つのドットを押して、Configure を選択します。

  4. 以下の値を入力します:

    Name Value

    Title

    Product API Avg Response Time

    Panel Type

    Application Panel

    Metric

    Inbound - Average Response Time by Flow

    Environment

    Production

    Resource

    mon-product-api-<id>

  5. Options に移動します。

  6. カラーリング 欄には、以下の項目を記入してください:

    1. Threshold: 4000,7000. これは、グラフィックの色が変化するしきい値です。

    2. Colors: invert ボタンを押してください。色の順番は、緑、オレンジ、赤の順になります。

  7. GaugeShow ボックスをチェックします。

    1. Max値を 10000 に変更します。Max値とは、10000ms以上の応答時間が許容できないことを意味します。

      module6 lab2 stats options

      このグラフは、応答時間が4秒未満の場合は緑色、4秒から7秒の間の場合はオレンジ色、7秒以上の場合は赤色になります。

  8. X ボタンをクリックしてパネルを閉じます。

    これが最終的な結果です。

    module6 lab2 product stat

    Order APIとCustomer APIで同じグラフィックを複製します。

  9. (いま作成した)Singlestatパネルの3つのドットセクションをクリックし、Duplicate を選択します。

  10. 2つ目のパネルに移動し、Configure を選択します。

    module6 lab2 duplicate stat
  11. タイトルを Order API Avg Response Time に変更します。

  12. リソースフィールドを変更し、 mon-order-api-<id> を選択します。

  13. 「X」ボタンをクリックしてパネルを閉じます。

  14. 変更を保存します。

    module6 lab2 order stat

    前回の手順を繰り返して、Customer APIパネルを作成していきます。

  15. Singlestatパネルの3つの点の部分をクリックし、Duplicate を選択します。

  16. 3つ目のパネルに移動し、Configure を選択します。

    module6 lab2 duplicate stat
  17. タイトルを Customer API Avg Response Time に変更します。

  18. リソースフィールドを変更し、 mon-customer-api-<id> を選択します。

  19. 「X」ボタンをクリックしてパネルを閉じます。

  20. 変更を保存します。

    module6 lab2 customer stat

    ダッシュボードが完成すると、以下のようになります:

    module6 lab2 final dashboard

    シングルスタットを先頭にしたいので、パネルを一番上に移動させてみましょう。

  21. 最後のパネルの左3つのドットをポイントします。

  22. Move Up を2回選択します。

    module6 lab2 last dashboard

    これで完成形となります。変更を保存してください。

まとめ

このラボでは、次の手順を完了しました:

さらに学ぶには:

おめでとうございます!ラボ2が完了しました。

ラボ 3へ進んで下さい。

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