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モジュール 11: DataGraph

概要

API主導のコネクティビティとMuleSoftを採用したことで、Mythical社は大きな成功を収めました。その驚異的な成長の一部として、彼らは統合以外の様々な問題を解決するためにバックエンドシステムを追加し、また買収によっていくつかのシステムを手に入れました。平均的な企業は900以上のシステムを持っており、Mythical社も例外ではありませんでした。

統合アーキテクトのモーガンは、Mythical社で様々なREST APIを設計し実装してきましたが、今、ある課題に直面しています。Mythical社ではシステムの数が増えるにつれてAPIのネットワークも増え、何百ものAPIにわたってデータを利用することがますます複雑になってきています。

開発者は、彼女に対して次のような時間を要する課題を表明していました:

  • プロジェクトに必要なすべてのAPIへのアクセスを要求し、IT部門がそのアクセスを許可するまで待つ必要がある

  • データを必要とする多数のAPIにコードを書き込む必要がある

  • REST APIはすべてのフィールドを一度に返すので、すべてのAPIのレスポンスを解析し、開発者がプロジェクトに必要なフィールドだけを受け取るためのカスタムコードを記述する必要がある

モーガンはこれらの課題を抱えてMuleSoftにアプローチし、MuleSoftには Anypoint DataGraph があり、組織がアプリケーションネットワーク内のすべてのデータを1つのスキーマに統合できることを知りました。DataGraph を使用することで、彼女は開発者に単一のエンドポイントを提供し、単一の GraphQL クエリで多くの API を利用し、リクエストされたフィールドに対するデータのみ取得することができます。その上、Mythical社で使用されているこれらのAPIはすべて、コードを記述する必要がなく1つのスキーマに統合することができるのです。

素早くAPIを利用することでイノベーションを加速

Anypoint DataGraphを使用すると、1つのリクエストで複数のAPIを再利用することができます。エンタープライズアーキテクトはAPIを1つのデータサービスに簡単に統合することができます。開発者は統一されたデータサービスを通じて複数のAPIを単一のGraphQLリクエストで呼び出せるようになります。

  • APIの統合スキーマを作成し、組織全体のデータアクセスを共通化

  • DataGraphをSaaSアプリとして運用し、オーバーヘッドやメンテナンスの削減を実現

  • 複数のAPIを1つのGraphQLリクエストで利用・再利用し、イノベーションを加速

Anypoint DataGraphの特徴:

統合スキーマにAPIを追加

構築したあらゆるAPIを、統合されたスキーマに取り込むことが可能です。API仕様から自動的にデータ型を抽出するため、追加のコードは必要ありません。

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リンクとマージによるAPIの統合

類似のフィールドを持つAPIをリンクし、共通の型をマージすることで、数クリックで異なるAPI間のデータを統合できます。

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複数のAPIを1回のリクエストで利用する

開発者はデータサービスで構成されたAPI間の関係性や複雑なリンク条件等に関する仕様を完全に把握せずとも、1回のGraphQLリクエストでAPIを利用できるようになります。

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トラブルシューティングとAPIパフォーマンスの監視

単一のインターフェースでクエリのレスポンスタイムとログをトレースし、SLAとパフォーマンスのニーズを満たすことができます。

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Anypoint DataGraph の使用方法については、このビデオ を視聴するか、 ラボ 1 へ進んでください。

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